乳がんについて
女性のがん死の第1位は乳がんになっています。
当院はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会のマンモグラフィ検診施設画像認定を受けており、乳がんの早期発見に努めています。
また、手術も積極的に行っています。特に乳房温存術においては、腹部の自家脂肪組織を用いた乳房再建術式を導入し、優れた美容効果を得ています。
乳房再建術とは
乳房再建術は、術後長期を経過しても満足できる整容性が得られています。
手術の流れ
- 下腹部から脂肪組織を採取します
- 採取した脂肪組織と乳腺切除部の大胸筋表面に縫合糸をかけます
- 採取した脂肪組織を欠損部に充填します
乳がん検診について
診察、検査をご希望の方は、お電話にてご予約いただけると幸いです。
健診日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
8:30~11:30 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
14:00~16:30 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 |
※上記△は手術や往診などで検査を行えない場合がありますので、お電話などで確認されてください。
※毎年9月から12月にかけて月に1回、日曜日もしくは祝日に休日乳がん検診を行っています。平日お仕事などでお忙しい方はご利用ください。詳しくはこちらをご覧ください。
備考
- マンモグラフィ検査は女性技師が行いますが、お休みの場合は男性技師が対応します。ご予約の際に合わせてご確認ください。
- 乳腺超音波検査(エコー検査)は西原院長が行います。
乳がん検診を受けましょう
近年、日本では乳がんにかかる率とともに死亡率も急増しています。現在では40歳以降の日本人女性の20人に一人が乳がんにかかっています。このままの勢いが続けば、やがて10人に一人が乳がんになる時代がくるかもしれません。有効な検診システムを確立することが急務です。
こうした背景から、本邦でも2000年代になりマンモグラフィ検診が導入されています。しかし、欧米と比較すると日本人女性は若い時期(40歳代)に乳がんにかかる人が多く、マンモグラフィ検診の有効性には疑問符がつきます。というのもマンモグラフィは乳腺組織が萎縮し脂肪に置き換わっている高齢者には有効ですが、乳腺組織が発達している人では、がんを見つけ出すのは容易ではありません。そこで期待されているのが超音波検査です。
にしはらクリニックでは、マンモグラフィに超音波検査を併用する検診をお勧めしています。
日本超音波学会専門医・指導医 西原 謙二